仕事探しは柔軟に

目的も理由もないとプラスにはならない
『脱「なんとなく派遣」』の項でもお話ししましたが、派遣社員として働く上で最も怖いことの一つが、“目的もなく派遣社員として働き続けてしまうこと”です。
派遣という働き方は、「時間を自由に使いやすい」「仕事・業務を選びやすい」などのメリットがある一方で、「待遇や給与は正社員と差がある」「雇用が安定しない」などのデメリットがあります。デメリットのある働き方なのですから、そのデメリットを享受してでも派遣社員として働く目的や理由がなければ、派遣で働くことがプラスになるとは限らないのです。
例えば、「残業のない仕事を選んで、午後7時以降はスクールに通って資格を取る」という目的があって派遣の道を選ぶのであれば、「時間を自由に使いやすい」というメリットを生かすことができますし、資格を取って次の仕事につなげるという点を考えれば、多少のデメリットにも目をつぶることができます。
しかし、目的も理由もなく、正社員になるよりも仕事が見つかりやすいからというだけで派遣を選んでしまうと、ただ単に正社員より待遇の悪い条件で働いているだけ、という状況に陥ってしまうことがままあるのです。
正社員志向なら、派遣のみに絞らない
もし、派遣スタッフとして働こうと考えている時点で、本音を言えば正社員になりたいと思っているのであれば、派遣の仕事のみに求職方法を絞らずに、転職支援サイトも有効に活用するべきです。
転職支援サイトとは人材紹介会社が運営しているサービスで、求職者が無料で「適職カウンセリング(キャリアカウンセリング)」や「求人情報の紹介」などを受けることができるというものです。
カウンセリングには専門のコーディネーターやコンサルタントが当たることがほとんどで、その人の職歴やスキル、人柄などに応じて適した職が何なのかを相談・カウンセリングから導き出してもらうことができます。また、コンサルタントが就業後のアフターフォローにまでまわってくれるサービスも多く、まさに転職のための総合支援サービスと言えるものになっています。
就業形態は正社員と派遣社員とで違うものの、就業までのサポートの厚さで見れば、派遣会社のサービスも転職支援サイトのサービスも、それほど違いはないと言っていいかもしれません。
このような転職支援サイトを利用すれば、自分一人の力で就職活動をするよりも、より効率的に適職に就ける可能性が高まります。多くの転職支援サイトは、公開されていない求人情報(非公開求人)も持っているので、転職支援サイトを利用していなかったら巡り会えなかった仕事が見つかる可能性さえ考えられます。
ですから、いずれ正社員になりたいと考えている方は、「転職活動をしても見つからなかったから…」とすぐに派遣一本での就職活動を始めるのではなく、派遣登録と同時に転職支援サイトの利用も検討してみてください。転職支援サイトのサービスは、派遣と同じように就業先の企業が支払う料金によって成り立っていますので、求職者が料金を取られることはありません。気軽に利用して、自分のキャリアを見つめ直すことができます。
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