(4)派遣のデメリット

「(3)派遣のメリット」に続いて、今度は派遣で働くことのデメリットについてまとめてみます。多くのメリットがある反面、デメリットにも決して見過ごすことのできない重要なものがたくさんあります。
交通費・ボーナスが出ない
派遣未経験の方は意外に感じると思いますが、派遣の場合は給与と別途に交通費が出ることはあまりありません。単純に交通費を支給しない場合もありますし、給与に交通費が含まれているという場合もあります。
ですから、「時給が高くても交通費を差し引いたらそれほど給与が高くない…」ということもあり得ます。
また、ボーナスについても派遣社員に支給されることは稀です。派遣社員の雇用主はあくまでも派遣会社ですから、いくら派遣先の業績が上がって売り上げが伸びても、派遣社員にまでボーナスを支給してくれる派遣先企業は多くありません。支給されても、正社員ほど多額になく、基本的には“ボーナスは出ない”と考えて良いでしょう。
収入が不安定
派遣社員の給与は、基本的に時給です。ですから、その月の祝休日の関係で出勤日数が減れば、それだけストレートに給与に影響が出ます。
例えば、時給1,700円で1日8時間労働の派遣社員の場合、1ヶ月の勤務日数が20日の月であれば、その月の給与は1,700×8×20=272,000円となります。しかし、年末などで祝休日が重なって出勤日数が15日になったとすると、その月の給与は1,700×8×15=204,000円となり、20日出勤した月と比べて約7万円もの差が出ます。
正社員であれば基本的には月給制ですから、出勤可能日数が違う月でも収入に差はありませんが、派遣社員の場合は祝休日の多い月は給与がかなり減ることもあり、収入は不安定になります。
雇用が不安定
終身雇用が崩壊したと言われる昨今ですが、雇用期間を特に定めない正社員に比べると、派遣期間があらかじめ定められている派遣社員の雇用は安定しません。
一つの派遣先の仕事が終われば、その後にすぐ次の仕事が決まるとは限らず、仕事がない待機期間ができることもあります。複数社に登録したり、契約満了前から次の仕事を探すなどの対処で待機期間を短くすることはできますが、それでも必ず仕事が見つかるとは言い切れません。
もし、次の仕事が見つかるまでの間に待機期間ができれば、その間は派遣会社からの給与は出ませんので、貯金やアルバイトなどで対応するしかありません。
長く雇いたい派遣先に当たれば心配も少なくなりますが、短期の仕事が多かったり、ニーズの少ない職種であったりすると、次の仕事が見つかるまでに時間がかかる場合も考えられます。
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